癒着の原因と治療

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の癒着治療についてお話いたします。

癒着治療に新たな視点

 手術をするとかなりの方が癒着を起こし、苦しまれています。

予防的な処置を施されているようですが、効果はどの程度なのでしょうか?

その措置法では根本から治す方法ではないようで、おそらく効果は限定的なのでしょう。

手のひら先生の癒着治療は、他の高麗手指鍼や伝統的な鍼、漢方薬よりも効果的に治癒される方が多くいます。

治療には自信を持って行っているのですが、それでも完璧か100%治せたかと自問自答するなら、それは否です。

確率95%の感じでしょうか、違和感が取れない時があるのです。

患者さんの殆どは、治療により何らかの改善はされます。

そこから完治に至ったというには、数%足りないのです。

その原因はなぜかと考えていました。

考えていたのは血流の改善でした。

しかし血流は高麗手指鍼を処置すれば、どんな方法でも改善されるのです。

そこから一歩踏み出すには何が必要かが今まで問題でした。

やった治ったでは再現性がありません。

そこが現代においては東洋医学の欠陥と言えるものでした。

それは今も昔も千年一日のごとく古典を紐解きお経のごとく読み込んで、これが鍼治療だと繰り返しているからです。

生理学をはじめ脳科学は日進月歩のスピードで、次々と解明されています。

治療法はそれに追いついていないのですが、人間生理はどんどん分かりかけているのです。

それを取り入れて鍼灸を発展させていかなければ、鍼灸の未来はありません。

さてそのような中で宝ものを見つけました。「安保徹の免疫学講義」です。

まだ読み込んでいないので全貌を理解するには至っていないのですが、知識がなかった自己障害性免疫の胸腺外由来T細胞のメカニズムが理解でき、それを具現化することができたようなのです。

我が妹のパーキンソン病があと少しで完治というところまで来たのですが、改善度が鈍くなりその原因を探っていました。

上記の本を読み込んでツボを決め治療したところ、その効果はすぐ現れ振戦がめざましく治まりました。

頭の中でこのことを咀嚼し、免疫システムやリンパ球について考えていたところに、癒着の患者さんが来られました。

一旦改善して完治されたはずでしたが、相当ストレスを溜められる方のようで、その後2回ほど治療に来られた方でした。

今回も相当あれやこれやでストレスが溜まったとかで、癒着であろう下腹部に痛みが出ました。

ISSと自分で名づけた(宇宙ステーションの略ではありません)胸腺由来のT細胞免疫を高める方法と、胸腺外T細胞免疫を整える処方を施しました。

今まで治療中に寝たことがなかった方が、今回はぐっすり寝られたようです。

「初めてでした」と仰っていました。

このような時は処方が適切で効果があった証拠です。

痛みのあったところも、治療後のオーリングテストの結果で効果有りとでて、自覚症状も消えました。

数日か数週間様子を見ないとなんとも言えませんが、すべての癒着治療を完治できる治療法につながれば良いと考えています。

安保徹の免疫学講義

安保徹の免疫学講義